証明書管理: iKeyman ユーティリティーの使用
iKeyman (証明書管理) ユーティリティーは、ディジタル証明書の管理、および公開鍵/秘密鍵の作成と管理に関連した構成タスクの実行に使用できるツールです。
iKeyman を使用することにより、鍵データベースの新規作成やディジタル証明書のテストのほか、
データベースへの認証局 (CA) ルートの追加、データベース間の証明書のコピー、
CA へのディジタル証明書の要求と受領、デフォルト鍵の設定、またはパスワードの変更が可能です。
製品のインストール中、パーソナル・コミュニケーションズはインストール時に選択されたユーザー・アプリケーション・データ・フォルダーに鍵データベース PCommClientKeyDb.kdb を作成します。
デフォルトでは、次の CA 証明書は鍵データベースに保管され、トラステッド CA 証明書としてマークされています。
認証局
- RSA Secure Server Certification Authority (VeriSign)
- Thawte Personal Basic CA
- Thawte Personal Freemail CA
- Thawte Personal Premium CA
- Thawte Premium Server CA
- Thawte Server CA
- Verisign Class 1 CA Individual-Persona Not Validated
- Verisign Class 2 CA Individual-Persona Not Validated
- Verisign Class 3 CA Individual-Persona Not Validated
- VeriSign Class 1 Public Primary Certification Authority
- VeriSign Class 2 Public Primary Certification Authority
- VeriSign Class 3 Public Primary Certification Authority
- VeriSign Test CA Root Certificate
注: パーソナル・コミュニケーションズを使用する場合、証明書データベースがユーザー・アプリケーション・データ・フォルダーに表示され、データベース名 PCommClientKeyDb.kdb が指定されている必要があります。
鍵データベース・ファイルをオープンするには、以下の手順を実行します。
- メニュー・バーから、「鍵データベース・ファイル」>「オープン」をクリックします。
- パーソナル・コミュニケーションズのユーザー・アプリケーション・データ・フォルダーから PCommClientKeyDb.kdb を選択します。
- パスワード・プロンプトでパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
注: パスワードの初期設定値は pcomm です。このパスワードは秘密鍵をプロテクトします。秘密鍵は文書への署名または公開鍵で暗号化されたメッセージの暗号化解除が可能な唯一の鍵です。セキュリティー上の理由により、データベース上で何らかの操作を実行する前に、デフォルトのパスワードを変更する必要があります。鍵データベースのパスワードの変更をこまめに行うことをお勧めします。
データベースが破損した場合、再作成できます。「鍵データベース・ファイル」>「新規」をクリックして、新規データベースを作成します。データベースはユーザー・アプリケーション・データ・フォルダーに名前 PCommClientKeyDb.kdb を指定して作成する必要があります。
データベースをオープンしたら、次のいずれかのオプションを実行してください。
鍵ペアと認証要求の新規作成
鍵ペアおよび認証要求は鍵データベースに保管されます。公開鍵と秘密鍵のペアおよび認証要求を作成するには、次の手順を実行します。
- 鍵データベースがオープンされていない場合、iKeyman メニュー・バーから「鍵データベース・ファイル」>「オープン」をクリックし、「PCommClientKeyDb.kdb」データベースを選択します。
- メインメニューから、「作成」 > 「新規認証要求」をクリックします。
「新規鍵および認証要求」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。- 鍵ラベル
鍵および証明書を識別するため、データベースに説明コメントを入力します。
- 鍵サイズ
- 組織名
- 組織単位 (オプション)
- 局所性 (オプション)
- 都道府県 (オプション)
- 郵便番号 (オプション)
- 国名
国別コードを入力します (例えば、「US」など)。最小 2 文字で指定します。
- 認証要求ファイル名、またはデフォルトの名前
- 「OK」をクリックします。
- 認証要求が作成されると、「情報」ダイアログ・ボックスが表示され、ファイルを認証局に送信するようユーザーに通知します。「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
鍵データベース・パスワードの変更
現行データベースのパスワードを変更するには、次の手順を実行します。
- 現在のパスワードを変更するには、iKeyman メニュー・バーから、「鍵データベース・ファイル」 > 「パスワード変更」をクリックします。
「パスワード変更」ダイアログ・ボックスが表示されます。
- 新規パスワードを入力します。強いパスワードおよびパスフレーズの選択方法について、ネットワーク管理者により発行されたガイドラインに従ってください。
- 確認のため、同じパスワードを再入力します。パスワードには有効期限を設定する必要があります。
- 「有効期限の設定」チェック・ボックスを選択します。適切な日数を指定するか、またはデフォルト値を適用します。
- 「パスワードをファイルに隠蔽する」 をクリックして、現行データベースのパスワードを暗号化されたフォーマットで PCommClientKeyDb.sth ファイルに保管します。パスワード stash ファイルを使用する場合、パスワードを変更する度にそれを隠蔽する必要があります。デフォルトで、パーソナル・コミュニケーションズは stash ファイル を使用します。
- 「OK」をクリックします。
不明な認証局 (CA) により発行されたルート証明書の追加
ネットワーク管理者またはサーバー管理者から証明書を受け取った場合、それを鍵データベースに保管する必要があります。
以下の手順を実行します。
- iKeyman ユーティリティー・ウィンドウで、「鍵データベースの内容」のドロップダウン・リストから「署名者の証明書」をクリックします。
- 証明書を受け取るには、「追加」をクリックします。
- 「ファイルから CA の証明書を追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。データ・タイプは Base64 エンコード ASCII データ (armored 64 フォーマット) である必要があります。
-
「参照」をクリックして、証明書ファイルを検索するか、または「ロケーション」ボックスにディレクトリー・パスを入力します。
ファイルを選択して「オープン」をクリックします。
- 証明書のラベルを入力し、「OK」をクリックします。
-
「表示/編集」をクリックします。
- 「証明書をトラステッド・ルートとして設定」チェック・ボックスを選択し、「OK」をクリックします。
特定のサーバーが作成した専用の自己署名証明書の追加
ネットワーク管理者またはサーバー管理者から証明書を受け取った場合、それを鍵データベースに保管する必要があります。
受け取った証明書は、ルート証明書として自己認証します。自己とは、自ら証明書を発行した (自己署名した) サーバーを指します。以下の手順を実行します。
- iKeyman ユーティリティー・ウィンドウで、「鍵データベースの内容」のドロップダウン・リストから「署名者の証明書」をクリックします。
- 証明書を受け取るには、「追加」をクリックします。
- 「ファイルから CA の証明書を追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。データ・タイプは Base64 エンコード ASCII データ (armored 64 フォーマット) である必要があります。
-
「参照」をクリックして、証明書ファイルを検索するか、または「ロケーション」ボックスにディレクトリー・パスを入力します。
ファイルを選択して「オープン」をクリックします。
- 証明書のラベルを入力し、「OK」をクリックします。
-
「表示/編集」をクリックします。
- 「証明書をトラステッド・ルートとして設定」チェック・ボックスを選択し、「OK」をクリックします。
暗号モジュール
iKeyman が開始された時に、パーソナル・コミュニケーションズは以下の暗号モジュールを検索します。
- IBM Secureway スマート・カード: w32pk2ig.dll
- GemPlus/GemSoft スマート・カード: w32pk2ig.dll
- IBM Netfinity PSG チップ: ibmpkcss.dll
- Rainbow Ikey 1000: Cryptoki22.dll
- Schlumberger Cryptoflex: acpkcs.dll または slbck.dll
- SCW PKCS 3GI 3-G International: 3gp11csp.dll
- データ・キー: Dkck232.dll
- Fortezza モジュール: fort32.dll
パーソナル・コミュニケーションズがモジュールを検出した場合に、ユーザーのアプリケーション・データ・ディレクトリーに ikmuser.properties ファイルが作成されます。このファイルには、以下の 2 つのパラメーターが含まれます。
- DEFAULT_CRYPTOGRAPHIC_MODULE=
- DEFAULT_CRYPTOGRAPHIC_TOKEN_OPEN_EXISTING_SECONDARY_KEYDB=
パーソナル・コミュニケーションズは、モジュールの名前を DEFAULT_CRYPTOGRAPHIC_MODULE パラメーターの値として設定します。上記のいずれのモジュールも検出されない場合は、システム管理者が ikmuser.properties ファイルを手動で作成し、DEFAULT_CRYPTOGRAPHIC_MODULE 値を指定する必要があります。